日曜日は何の日?
キリスト教会では、日曜日に礼拝を行います。
「日曜日くらいゆっくりしたいよ」
「日曜日は稼ぎどきだから、働くよ」
と言うご意見もあると思います。日曜日の午前中から教会に行って礼拝すると言うのは、現代の社会ではかなり珍しい生活習慣かもしれません。
ではなぜ、日曜日に礼拝するのでしょうか。
そもそもの起源は、神様が世界を造ったときの物語にさかのぼります。聖書の物語によれば、神様は六日で世界を造り、七日目に休んだとされています。そして神様は七日目を「安息日」と決め、仕事を休むように命じました。そして安息日は、からだだけではなく、心とたましいも解放されて、神様を思い、神様を礼拝して過ごす日とされたのです。
この七日目の安息日は、本来土曜日でした。ですからユダヤ教徒の方々はいまでも土曜日に礼拝されます。それが日曜日に変わったのは、イエス・キリストの十字架と復活がきっかけでした。十字架で死に、三日目に復活したイエス・キリストは日曜日に人々と会ってくださいました。マリアなど女性たちや弟子たちとの再会は必ず日曜日でした。
そこで初期のユダヤ人信者たちは、それまで行ってきた土曜日の礼拝に加え日曜日にも集まって祈り始めました。日曜日はイエス・キリストの復活を記念する日でした。ユダヤ人以外にもキリスト教が広まっていくなかで、日曜日の集まりも広がり、やがて礼拝は日曜日となりました。
日曜日は何の日かという質問には三つの答えがあります。
一つ目は、安息日、ゆっくり休む日です。
二つ目は、キリストの復活を思い出して感謝する日です。
三つ目は、神様を思い、神様を礼拝する日です。
教会においでになりたいかたは、ぜひ日曜日にどうぞ。礼拝に加わってみていただければと願います。