こうして主は、その日、イスラエルをエジプト人の手から救われた。出エジプト14･30
モーセがつえを持った手を差し伸べると、海が二つに割れ、その中をイスラエルの民が歩いて渡る。そして、その後を追って海に入ったエジプト軍は水に飲まれてしまう。「十戒」という古い映画をご存知の方は、そんな映画の一場面を思い出されるかもしれません。このできごとは「主」という名前のイスラエルの神が、海や風といった被造物（自然界のこと）を治めるする力を持つ方であるということ、その力をイスラエルのために惜しみなく使う愛を持つ方であるということを示しています。まさに主はイスラエルをエジプト人から救ったのです。
神様はわたくしたちも同じように救う方です。しかし神様を信じても急に自分の問題が解決するわけではありません。神様の救いとは、力と愛をもっている神様が自分の味方になってくださるということです。一時的な問題解決が救いではありません。問題に目を向けて恐れているわたくしたちが、問題を解決する力のある神様に目を向けて、勇気を出して生きることができるようになるのが救いです。神様はそのように神様を信頼する人を神様のタイミングと方法で助けてくださいます。ぜひ教会においでください。信者のだれかに「神様に助けられた経験があるかどうか」を尋ねてみてください。体験を話してくれるでしょう。
