私は今、はるかにまさる道を示しましょう。一コリント12･31
キリスト教会がどのように運営されているか、ご存知ですか。牧師の主たる仕事は聖書の話をしたり、教えたりする専門的ことがらです。建物の掃除、みんなで食べる食事の調理、他の信者のお世話などは、実は信者がお互いに行なっています。また、礼拝の中でお祈りしたり、みなさんが讃美歌を歌うのをリードしたりするのも信者の働きです。教会ではこれらのことを「奉仕」と言います。
ギリシアのコリント（現在のコリントス）にあった教会では、他の人より自分の方が能力があることを誇るために、礼拝の中で、人に見せびらかすように奉仕し、全体の和を乱す人たちがいました。しかし教会の奉仕に必要な力は、もともとすべて神様からのプレゼントです。しかし与えられた力を誇って他人にマウントを取るのは本末転倒です。
パウロは、コリントの教会に手紙を書いてお互いに自分を誇るよりもはるかにまさる道があると語りました。その道とは愛です。このことばを受けて、「愛は寛容であり、愛は親切です…」という愛の章を記しました。能力主義に疲れた！という方があればぜひ教会においでください。教会には愛の道があります。
