パンのかけら

聖書のことばと短いおはなし

2023年10月29日(日) 永遠の神の国へ

見よ、わたしはすぐに来る。この書の預言のことばを守る者は幸いである。

ヨハネの黙示録22・7

キリスト教では信者は死んだら天国に行くのですか?」という質問を受けることがあります。答えは「いいえ」です。わたしたちが死後どうなるのかは、そんなに単純ではありません。みなさんが想像する天国は、聖書では「神の国」または「新天新地」と呼ばれます。人間の住む地も神様の住む天も、新しい天と地に造り直され、天と地が一つとなり、神と人がいっしょに生きるというのが、聖書が最終的に描いている世界です。ですから「天国に行く」のではなく、「新天新地・神の国で神様といっしょに住む」というのが正しい表現です。

イエス・キリストは「すぐに来る」と言います。イエス・キリストがもういちどこの世界に来るとき、人は行いに応じて報いを受けます。キリストに従って生活した人たちは、永遠のいのちを受け取り新天新地に住みます。イエス・キリストが来る日がいつかは知らされていません。日にちや時期をほのめかす人たちは正統なキリスト教ではありません。大切なことは、いつイエス・キリストが来ても良いように毎日誠実に生きることです。