パンのかけら

聖書のことばと短いおはなし

2024年3月24日(日) 十字架の栄光

わが神、わが神、どうしてわたしを

お見捨てになったのですか。

マルコ15・34

「神に見捨てられる」とどうなるか考えたことがありますか。お願いをしても聞いてもらえなくなるのでしょうか。それとも罰が当たって不幸になるのでしょうか。そうではありません。「神に見捨てられる」とは、神と関係なくなるということです。神と関係なくなれば、神の持つ愛や真実、自由や希望、いのちとも関係がなくなります。残るのは、憎しみや嘘、不自由や絶望、病気や死です。

神様はだれを見捨てるのでしょうか。それは神を見捨てる人です。どんなに手を差し伸べても拒み、正しい道を示しても背き続ける人です。神様がその人を見捨てる前に、その人が神を見捨てたのですから、どうしようもありません。

しかし、神様はイエス・キリストを十字架の上で見捨てることによって、神を見捨てた人たちが立ち返る道を作ってくださいました。それがキリスト教の言う救いです。限られた紙幅では語りきれない神様の愛について、知っていただけたら嬉しいです。ぜひ教会においでください。ひとり子を十字架にかけた神様の愛をお伝えさせてください。