パンのかけら

聖書のことばと短いおはなし

使徒の働き

2024年4月21日(日) 難破船の中で

みなさん、元気を出しなさい。私は神を信じています。使徒の働き27・25 みなさんは神様を信じたらどんな良いことがあると思われますか。 「神様が苦しい時に助けてくれること」「お願いしたら欲しい物を与えてくれること」「危険から守ってくれること」「幸せ…

2024年3月17日(日) アグリッパへの証

私が願っているのは、あなたばかりではなく今日私の話を聞いておられる方々が、この鎖は別として、みな私のようになってくださることです。使徒26・2 パウロはユダヤ人たちの訴えにより裁判にかけられますが、だれもパウロの犯罪を認めることはできませんでし…

2024年2月18日(日) 何の罪もないまま

私は、ユダヤ人の律法に対しても、宮に対しても、カエサルにたいしても、何の罪も犯してはいません。使徒25・8 パウロは初期のキリスト教会の中で、特にユダヤ人以外の人たちにキリストの教えを布教したことで有名です。当時のユダヤ人たちから見ると、キリス…

2024年1月21日(日) フェリクスへの証

しかし、パウロが正義と節制と来たるべきさばきについて論じたので、フェリクスは恐ろしくなり…使徒24・25 フェリクスはローマから派遣されてイスラエルを治めていた総督でした。もともと解放奴隷でしたが、暴力と賄賂で権力をつかみ、暴君と呼ばれたネロ皇帝…

2023年11月19日(日) 暴かれた陰謀

ところが、パウロの姉妹の息子がこの待ち伏せのことを耳にしたので、兵営に来て中に入り、そのことをパウロに知らせた。使徒23・16 聖書の中には、不思議な話や信じられないできごとが書かれています。処女マリアが聖霊によってキリストをみごもったことや、…

2023年10月15日(日) 勇気を出して

勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、 ローマでも証ししなければならない。使徒23・11 「証し」とは自分が見聞きしたこと、体験したことを、伝えることです。初期のキリスト教は、この「証し」によって広がりました。自分…

2023年9月17日(日) 語り続けるパウロ

あなたはその方のために、すべての人に対して、見聞きしたことを証しする証人となるのです。使徒22・15 キリスト教の「伝道(布教)」についてどのようなイメージをお持ちですか。そもそも何のために、わたしくしたちはキリスト教を広めようとしているのでし…

2023年7月16日(日) えん罪と証

そしてすっかり静かになったとき、ヘブル語で次のように語りかけた。使徒21・40 みなさんは無実の罪を着せられたらどう思いますか。反論したり、不平を言ったりしたくなるのではないでしょうか。もちろん、えん罪をそのままにするべきではありません。裁判の…

  2023年6月18日(日) 兄弟たちの思いやり

そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆に分かるでしょう。使徒の働き21・24 パウロという人は、主にユダヤ人ではない人たち、トルコやギリシア、イタリア方面の人たちにキリス…

2023年6月11日(日) 働きの分かち合い

あなたがたの中から、御霊と知恵に満ちた、評判の良い人たちを七人選びなさい。 使徒の働き6・3 教会には助け合いの精神があります。イエス・キリストが「互いに愛し合いなさい」と教えたからです。一世紀のエルサレム、世界最初にできた教会でも、当時の社会…

2023年5月21日 ただ神の思いに従って

私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。マタイ12・50 パウロは、ギリシア・トルコでの布教を終え、エルサレムに行くことに決めていました。しかし、エルサレムに行けば、ユダヤ人たちに逮捕され、ローマに…

2023年3月19日 自分自身と教会全体に

今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。使徒の働き20・32 「引退」「退職」といったことばを聞くと「さびしいなあ」と思われる方もあるかもしれません。自分が一生懸命取り組んできたことを、だれかに引き継いぐというのは心の整理がつき…

2023年1月15日 慰めの中での出発

人々は生き返った青年を連れて帰り、ひとかたならず慰められた。使徒20・12 あなたには慰められた経験はありますか。また人を慰めたことはありますか。「慰める」というのはなかなか難しいことです。つらい経験をした人は、だれからも話しかけられたくない、…