2023-01-01から1年間の記事一覧
このごろの社会や政治の状況を見ると、宗教は危ないもののように感じる方も多いでしょう。たしかに宗教では、神様や仏様など、目に見えないものに頼ります。そういう意味では「目に見える世間の常識」とはちがう部分があります。 けれども、それだから宗教は…
そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆に分かるでしょう。使徒の働き21・24 パウロという人は、主にユダヤ人ではない人たち、トルコやギリシア、イタリア方面の人たちにキリス…
あなたがたの中から、御霊と知恵に満ちた、評判の良い人たちを七人選びなさい。 使徒の働き6・3 教会には助け合いの精神があります。イエス・キリストが「互いに愛し合いなさい」と教えたからです。一世紀のエルサレム、世界最初にできた教会でも、当時の社会…
また、別の種は良い地に落ちて実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍になった。マタイの福音書13・8 イエス・キリストは神のことばを伝えることを種まきにたとえました。わたしたちキリスト教会は、種まきのように神のことば(聖書の…
御霊(聖霊)によって歩きなさい。ガラテヤ5・16 「御霊(みたま)」というのは一般的には「たましい」の尊敬語ですが、聖書では「聖霊」のことを指します。「聖霊」とは神様の霊で、わたしたちといっしょに生きて、助けや導きを与えたり、間違いを正したりし…
2023年5月22日に河内長野市にあります清教学園のチャペルにお招きいただきました。 清教学園は、幼稚園、中学校、高校があり、キリスト教精神に基づいてとても素晴らしい教育活動を行なっておられ、優秀な人材を社会に送り出しておられます。堺栄光教会にも…
私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。マタイ12・50 パウロは、ギリシア・トルコでの布教を終え、エルサレムに行くことに決めていました。しかし、エルサレムに行けば、ユダヤ人たちに逮捕され、ローマに…
だれでも天におられるわたしの父のみこころを行うなら、その人こそわたしの兄弟、姉妹、母なのです。 マタイ12・50 教会では、信者のことを「〇〇兄弟」「〇〇姉妹」と呼ぶことがあります。これには理由があります。信者になるということは、神様の子どもにな…
ただし、預言者ヨナのしるしは別です。マタイ12・39 みなさんは奇跡を信じますか。特別な祈祷をしてもらったら運が良くなったり、手をかざしたら病気が治ったりというようなことが起こったら、その宗教を信じますか。実はイエス・キリストにもそういった奇跡…
かわいたパンが一切れあって平穏なのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。 箴言(しんげん)17・1 今週取り上げた聖書のことばを現代風に言い直せば、「お金はないけれども平和な家庭の方が、お金があるけれども争い合っている家庭よりも良いと」いうこと…
昼はこの雲の柱が、夜はこの火の柱が民の前から離れることはなかった。 出エジプト13・22 エジプトから脱出した200万人ものイスラエルの民の先頭に立ったのは雲の柱でした。雲の柱は夜には火の柱となりました。イスラエルはこの雲の柱、火の柱に導かれて荒野…
あなたはわたしを愛していますか。ヨハネ21・17 「あなたはわたしを愛していますか」という質問は、自分を愛してほしい相手にしかしない質問です。イエスは弟子のペテロにこの質問をしました。ペテロに愛されたかったからです。けれども、ペテロはイエスを愛…
見ないで信じる人たちは幸いです。ヨハネ20・29 イエスは十二人弟子のひとりであるトマスは、復活したイエスが他の弟子たちの前に現れたとき、たまたま席を外していていませんでした。それで、興奮気味に「わたしたちは主(=イエス)を見た」と語る他の弟子…
イエスは、これらのことを話されたとき、心が騒いだ。ヨハネ13・21 イエスは十二人弟子のひとり、イスカリオテのユダが裏切ることを知っていました。ユダは銀貨と引き換えにイスラエルの宗教指導者にイエスを売り渡したのです。ユダは十字架の物語を成立させ…
日曜日は何の日? キリスト教会では、日曜日に礼拝を行います。 「日曜日くらいゆっくりしたいよ」 「日曜日は稼ぎどきだから、働くよ」 と言うご意見もあると思います。日曜日の午前中から教会に行って礼拝すると言うのは、現代の社会ではかなり珍しい生活…
まさにこの日に、主はイスラエルの子らを、軍団ごとにエジプトの地から導き出された。出エジプト記12・51 ヤコブの家族70人がエジプトに移住してから430年、イスラエルは成人男性だけで60万人を超える民族になりました。エジプトで奴隷となり苦しんでいたイス…
今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。使徒の働き20・32 「引退」「退職」といったことばを聞くと「さびしいなあ」と思われる方もあるかもしれません。自分が一生懸命取り組んできたことを、だれかに引き継いぐというのは心の整理がつき…
イエスは彼女に言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。苦しむことなく、健やかでいなさい。」マルコ5・34 コロナが流行して以来、わたしたちは知らない人に「ふれる」ことも、「ふれられる」ことも抵抗を感じるようにな…
心に満ちていることを口が話すのです。マタイ12・34 イエス・キリストは「木は実で分かる」と言いました。その人の人格は生き方に現れてくるということです。イエス・キリストは反対者たちからいわれのない誹謗中傷を受けていましたが「生き方、行動、ことば…
その血は、あなたがたがいる家の上で、あなたがたのためのしるしとなる。 わたしはその血を見て、あなたがたのところを過ぎ越す。出エジプト12・13 イスラエルがエジプトから出ていくにあたり、神様はエジプトに十の災いを下します。最後の災いは、エジプトの…
互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるようになります。ヨハネ13・35 「キリスト教の信者になったらどんないいことがありますか?」と聞かれたら、「自分らしくいられて、本音で話せて、励まし合…
こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。エペソ2・19 家族というのはある人にとっては憩いの場であり、ある人にとっては悩みの種です。また一人暮らしの方は、よその家の家族団らんの…
しかし、わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。マタイ12・28 「神の国」とは聞きなれないことばです。「神の国」とは「神の王国」のことで、イエス・キリストが王として支配する国です。…
安息日に良いことをするのは律法にかなっています。マタイ12・12 キリスト教は「あれはだめ」「これはだめ」と規律の厳しい宗教だと言われることがあります。しかしそれは誤解です。 上記のことばは、「安息日には仕事をしてはならない」という規律を守ること…
イスラエルの子らのすべてには、住んでいる所に光があった。出エジプト10・23 出エジプト記は、エジプトからイスラエルの民が脱出して、神様から与えられる約束の土地を目指す物語です。イスラエルのリーダーであるモーセが、エジプトの王ファラオにイスラエ…
「カトリックとプロテスタントはどう違うのですか」 という質問を受けることがあります。この質問をされたときにはいつも 「ウィキペディアで『キリスト教諸教派の一覧』というページを見てください。そこに書いてあります」 と答えます。少しだけ付け加える…
人々は生き返った青年を連れて帰り、ひとかたならず慰められた。使徒20・12 あなたには慰められた経験はありますか。また人を慰めたことはありますか。「慰める」というのはなかなか難しいことです。つらい経験をした人は、だれからも話しかけられたくない、…
人の子(キリスト)は安息日の主です。マタイ12・8 日本では1876年(明治9年)にはじめて官庁を日曜休暇・土曜半休とする太政官達公布(施行4月)が出されました。逆に言えば、それまでは必ずしも日曜日は休みではありませんでした。そのため年間の休日は地域…
昼は雲の柱の中にあって彼らを導き、夜は火の柱の中にあってその行くべき道を照らされました。ネヘミヤ9・12 2023年、明けましておめでとうございます。堺栄光教会では年が明けてもクリスマスツリーを飾っています。まだクリスマスツリー片付けないの?と思わ…